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不倫相手と再婚した男のその後、教えます。 「ミスキャスト」(林 真理子)

ミスキャスト (講談社文庫)ミスキャスト (講談社文庫)
(2003/11/14)
林 真理子

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おすすめ度:★★★★

妻も子供もいるのに、若い女の子を好きになっちゃう。
大恋愛の末、妻と子を捨てて再婚。
念願かなって、かつての不倫相手と結婚した男は、その後、幸せに暮らしているのでしょうか?

男性が主人公の不倫小説です。
この主人公の凡庸さが、半端ないです。
男の悪いところの見本市みたいな人間です。
不倫中のこずるい男性の心理描写は素晴らしいですが、ここまで書かれると同じ男性として立つ瀬がないです。
しまいには腹が立ってきます。
男性の私でこれですから、女性が読んだら、本をぶん投げたくなるでしょう。

主人公は、川面にただよう根なし草のような男です。
確固たる自分の意志は何もありません。
ちょっとばかし仕事ができるのを鼻にかけ、この年で若い女とうまく恋愛できる自分をほめる。
自分のことを棚に上げ、妻の不倫を疑い、嫉妬心だけは人一倍強い。
世間の目を気にし、出世街道からはずれることを極度に恐れている。
思わず、「この俗物が!」と叫びたくなります。
男性の悪いところを凝縮したような男ですが、同じ男として、正直彼の気持ちが分からなくもないからつらいのです。
もし若い女の子に誘われたりしたら、自分も彼と同じような行動をとりかねない。
その怖さが、本作品の醍醐味でしょう。

やがて修羅場が訪れます。
心臓をわしづかみされるような息苦しさをおぼえました。
一生の間に、この場面、この瞬間だけは迎えたくないものです。
転落していく主人公に、溜飲が下がります。

「ミスキャスト」というタイトルが、最大の皮肉になっています。
「妻がミスキャストだったので離婚します」という意味ではありません。
こんな男が結婚すること自体、ミスキャストなんですね。


【編集後記】
同著者の女性を主人公にした不倫小説はこちら。

不機嫌な果実 (文春文庫)不機嫌な果実 (文春文庫)
(2001/01)
林 真理子

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