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旧家と未亡人兄嫁に隠された背徳の秘密とは。 「二階堂家の兄嫁」(葉月 奏太)

二階堂家の兄嫁 (双葉文庫)二階堂家の兄嫁 (双葉文庫)
(2013/03/14)
葉月 奏太

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おすすめ度:★★★★

(紹介文)
東京で大学生活を送る二階堂亮平は、旧家の跡取りである兄が急死したとの報せを受けて久々に郷里の山梨に戻る。
出迎えたのは、これが初対面となる兄嫁・雪乃。
喪服に身を包み、憔悴しきった表情で亮平を見つめる麗しい兄嫁に、亮平は一目で惹かれる。
今後も二階堂家の嫁として留まる決意を明かした雪乃に秘かに胸を高鳴らせる亮平だったが、葬儀の夜、仏間から妖しい吐息が漏れてきて・・・。
書き下ろし長編禁断エロス。


大学生の主人公は、田舎に帰って初めて未亡人兄嫁と出会います。
ジメっとした旧家を舞台に、仲違いしている父親との関係を背景に、
兄嫁に一目ぼれしてから、どんどん本気で惚れていくまでを、
みずみずしく読みやすい文体で描いています。
“水を飲むように本を読む”とは、まさにこのことです。

男のロマン小説らしく、久しぶりに田舎に帰った主人公には、いろんな女性との出会いが待っています。
兄嫁だけでなく、いろんなジャンル(要素)の女性を味わえる、おいしい作品に仕上がっています。
でもね、肝心の兄嫁とは、一向に心が近づけない。
この葛藤、鬱屈、もどかしさ・・・
いろんな女性との出会いを重ねていくうちに、自分が本当に好きなのは誰か分かってくる。
男って、確かにそういうところがあります。
他の女性によそ見してみて、初めて自分が誰に惚れているか、誰を失いたくないか気づくことができる。
女性にとったらけしからん話でしょうが、私の経験からも、これはリアルな真実です。

兄嫁の行動は描かれていますが、兄嫁の心理描写はあえて省略されています。
兄嫁が、何を考えているのか、本当は誰のことを好きなのかは最後まで分かりません。
他の女性はみんな分かりやすい性格ですが、兄嫁だけは分からない。
このギャップが兄嫁の色っぽさをいっそう引き立てています。
分からないからこそ、男は彼女に“理想の女”を見て、追いかけたくなるのでしょうね。
読後、旧家に隠された秘密はすべて明らかになったわけではない、まだ兄嫁にまつわる重大な秘密が隠されている、と感じるのは私だけでしょうか。


【編集後記】
双葉文庫の同著者の作品はこちら。

ふっくら熟れ妻 (双葉文庫)ふっくら熟れ妻 (双葉文庫)
(2012/05/10)
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媚熟女デパート (双葉文庫)媚熟女デパート (双葉文庫)
(2012/10/11)
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二階堂家の兄嫁(著:葉月奏太、双葉文庫)

二階堂家の兄嫁(2013/3/14) → Amazonはコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。 東京で大学生活を送る二階堂亮平は、兄急死の報を受けて久しぶりに郷里の山梨に戻る。出迎えたのは、これが初対面となる兄嫁・雪乃。喪服に身を包み、憔悴しきった様子で亮平を見つめる麗しい兄嫁に、亮平は戸惑いながらも強く惹かれる。今後も二階堂家の嫁として留まる決意を打ち明けた雪乃に...
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