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大人の男女のみっともなさを赤裸々に描いた恋愛短編集。 「ミルキー」(林 真理子)

ミルキー (講談社文庫)ミルキー (講談社文庫)
(2007/02/10)
林 真理子

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おすすめ度:★★★★

(紹介文)
「人妻とのつき合いは、いろいろな味をそのつど男に与える」。
産休明けで諸橋陽子が職場復帰した。
広告代理店に勤める奥村裕一は、妊娠前の陽子と数回関係をもっていた。
子どもを産んで、以前より美しくなった彼女を、裕一は誘うが…。
表題作「ミルキー」を含む、女の秘密がぎっしり詰まった12作の短篇集。


世の中には二種類の人がいます。
最愛の人とつき合う人と、普通の人とつき合う人。
つき合うというのは、結婚と言い換えることもできます。
最愛の人と結婚する人と、普通の人と結婚する人。
前者は前者同士、後者は後者同士、結ばれることになる。
人は、その人と釣り合う人としか出会えないのです。

私は、二人でまだ誰も見たことのない場所へ行こうというのが、恋愛であり結婚だと思っています。
一人じゃ行けないけど、二人だから行けるという。
まあ、そう考える人とそう考えない人がいるわけですが。
恋愛も真摯に向き合わなければ幸福感は得られないし、長い時を経てその結果は自分たちに返ってきます。

第三者から見れば、いつ別れてもおかしくない二人なのに、だらだらと惰性で続いてしまう。
嫉妬、欲望、見栄、偏見、プライド・・・
まがいモノにがんじがらめにされている大人の男女。
河原の石をただひろっては遠くへ投げているような、
手から砂がこぼれて続けているような、
無力感や虚無感がただよいます。
大人の男女が、もがいている。
痛々しくて見ていられないけれども、この現実から目をそらすわけにはいかない。

本作品を読んで、人を好きになる気持ちを大切にしたいと痛切に思いました。
最愛の人と出会い、愛し愛されるために。


【編集後記】
気になる作品はこちら。

年下の兄嫁【強引な和姦】 (フランス書院文庫)年下の兄嫁【強引な和姦】 (フランス書院文庫)
(2013/02/25)
宗像 倫

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