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男の愛の言葉をちゃんと受け止めることのできる女性は素敵だ。 「蜜情の宿-ふしだら若女将-」(葉月 奏太)

蜜情の宿-ふしだら若女将- (竹書房ラブロマン文庫)蜜情の宿-ふしだら若女将- (竹書房ラブロマン文庫)
(2012/01/23)
葉月 奏太

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(紹介文)
藤島紗和は信州の老舗温泉旅館「藤島屋」で、清楚で美人の若女将として宿を切り盛りしていた。
しかし、夫の孝志が突然失踪してしまう。
夫が帰ってくるのを待ちながら、若女将として気丈に働く紗和だが、失踪から二年が経過し、心も体も淋しさが募っていた。
そんな時、紗和は地元企業の社長である倉澤敦夫から口説かれ、淋しさからつい抱かれてしまう。
さらに夫の弟である和樹から、「ずっと義姉さんが好きだった」と迫られ、押し倒されて…。
淑やかだった温泉宿の若女将が、未亡人状態の淋しさから男たちに体を許してしまい、しだいに快楽の虜になっていく姿を描いた、淫惑の美熟女エロス。


おすすめ度:★★★★★

夫が失踪したにもかかわらず、懸命にひたむきに旅館を切り盛りする若女将(32歳)。
彼女の苦悩や寂しさなど、心理描写が丁寧に描かれており、引き込まれます。
彼女に惚れる男たち同様、読者も彼女を応援したくなります。
それにしても、ひたむきな女性って、どうしてこんなに男を虜にするのでしょうか。
彼女の健気な姿が、男の守ってあげたい、支えになってあげたい、という保護欲を刺激します。
いてもたってもいられなくなります。
ほっとけないわけです。

着物の似合う淑やかな若女将が、二人の男から求愛され、性の深淵に堕ちていく姿を堪能できました。
ふつう夫でない男と関係を持ち、しかも性感が開発され、どんどん溺れていくと、タイトル通りふしだらになっていきます。
品がなくなって、淫乱になっていきます。
でも、著者が描くヒロインは、けっしてふしだらにならない。
頭の片隅には常に夫のことがあるし、夫を裏切って申し訳ないという気持ちがあります。
このあたり、著者の筆致には、ヒロインに対する愛があふれており、毎度のことながら巧いなあとうならされます。

官能小説らしからぬ、ラブロマンスものとしても楽しめました。
私ね、こんなおっさんですけど、好きな人に「好きだ~!」というのがとっても好きなんです。
人は、好きな人に好きというために生まれてきたんじゃないかと、本気で思ってるくらいです。
年上の実業家と年下の義弟から、愛の告白をされる若女将。
官能小説で、ここまでヒロインを本気で口説くのも珍しいです。
それを逃げも隠れもせずダイレクトに受け止めて、ちゃんと心に響かせてくれる、ヒロインは素敵ですね。
読後、若女将の紗和さんには、ぜったい幸せになってほしいと思いました。


【編集後記】
同著者の気になる作品はこちら。

未亡人バスガイド (竹書房ラブロマン文庫)未亡人バスガイド (竹書房ラブロマン文庫)
(2013/06/24)
葉月 奏太

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未亡人バスガイド(著:葉月奏太、竹書房ラブロマン文庫)

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