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愛に生きるとは、性愛=エロスに生きるということ。「失楽園〈上〉」(渡辺 淳一)

失楽園〈上〉 (講談社文庫)失楽園〈上〉 (講談社文庫)
(2000/03)
渡辺 淳一

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日本経済新聞に連載されていた当時、会社の先輩が「毎日電車で読んでいて、興奮するんだよな~」というようなことを言っていた作品。ドラマ化、映画化されたけれど、私は両方観ていません。たしか、ドラマが古谷一行&川島なお美、映画が役所広司&黒木瞳でした。

明石家さんまが、「日本では、不倫ものはドラマでも映画でもヒットしない」とTVで言っていました。世の奥さん方が、旦那がよその若い女と不倫するのを良く思わないから、人気が無いのだそうです。なるほどと思いますが、この「失楽園」だけはヒットした模様。ヒットというからには、女性からの支持もあったわけで。であれば、日本中の支持を得た秘密、その謎解きをしてみようと、本書を手にとってみました。

本作品が、女性からの支持を得たとしたら、その理由は何でしょうか?結婚していても、男性も女性も純愛することが許されるという風に、時代が変わったのでしょうか?はたまた、世の奥様方も川島なお美や黒木瞳に自分を重ね合わせたのでしょうか?女性がどのように読むのか興味があり、感想を聞くべく、妻に本書を激プッシュしているところであります。

さて、この上巻では、お互いに家庭を持つ身でありながら、真剣に深く愛しあっていく久木(くき、50歳過ぎ)と凛子(38歳)のほぼ二人の世界が、久木の視点で描かれています。二人の世界だけに、下世話な出来事がなく、上品かつ上質な時間が流れています。しかし、いよいよきな臭くなってくるところで、上巻が終わります。いつまでも二人の世界にはいられないわけです。妻、夫、家族、親せきといった、第三者がからんできます。それこそが、不倫が普通の恋愛と決定的に異なるところなのです。第三者の出現で、この二人はどうなるのでしょうか?悪者扱いされる運命にあるのでしょうか?

あと、凛子は決して謎めいた女性ではありませんが、あくまで久木の視点で物語は語られており、凛子や凛子夫妻の素顔がまだよく分かりません。

それにしても、久木と凛子の性の相性は相当合うのでしょうね。会えば必ずセックスしています。セックスしすぎです。他の出来事をたいして端折っているわけではなく、メインがセックスなのです。大人の恋愛ともなれば、そんなものなのでしょうか?

夫婦の性にかかわることは、「夫婦生活」とか「夫婦の営み」とか「夜の生活」とか言いますが、どれにも嫌悪感を感じていました。けれども、この作品を読み進めるにつれて、いや、それでいいんだと思うようになりました。セックスこそ、まさに「夫婦生活」であり、「夫婦の営み」であり、「夜の生活」だったのです。セックス、もとい「肌が合う」ということの大事さ。性の不思議さ。内心みんな分かっているが、誰も言わないだけなんですね。「セックスが合わないとダメ!」「セックスが良くないとダメ!」なのです。逆に、「セックスが良ければ何とかなるでしょう!」というね。

離婚とか付き合っていて別れるという話はよくありますが、「彼らはなぜ別れたのだろう」と悩む必要はありません。セックスが良くなかったのです。良くなかったというと語弊があるなら、合わなかったのです。性格の不一致ではなく、性の不一致。生活の不一致ではなく、性活の不一致です。(いや、冗談ではなく)

  性に関することは、やはり実際に体験しながら、各々の感性で感じ、理解していくよりない。はっきりいって、これだけは、いかに名門の大学をでたところで、いかに偏差値が高い人間でも、わからないものはわからない。逆に、学校なぞどこも出なくても、わかっている人はわかっている。その点で性ほど、階級差がなく、民主的なものはない。

久木も凛子も愛されたいだけです。そして、愛したいだけです。二人の楽園の行く先にあるものを、しっかりと見届けたいと思います。愛に生きる、つまり性愛=エロスに生きるとはどういうことなのかを知るために。


【追記】
会社帰りにブックオフへ駆け込み、さっそく下巻をゲットしました。350円で読めるなんて、有難いことです!

失楽園〈下〉 (講談社文庫)失楽園〈下〉 (講談社文庫)
(2000/03)
渡辺 淳一

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