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あなたの人生にとって一番大切なものは?「猫の息子―眠り猫〈2〉」(花村 萬月)

猫の息子―眠り猫〈2〉 (新潮文庫)猫の息子―眠り猫〈2〉 (新潮文庫)
(2004/09)
花村 萬月

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おすすめ度:★★★★★

「眠り猫」の続編だが、今回は親とは似ても似つかない美少年である猫の息子・タケが主役。タケの成長物語とも言える。

タケはひょんなことから、鷲尾率いるの総会屋の仲間に入り、疑似家族を体験するが・・・家族とは何か、絆とは何かを問う、著者ならではの「愛あふれるネオ・ハードボイルド」。

花村萬月節が炸裂する、超弩級のエンターテイメント。これを読まずして、何を読むという、傑作であることは疑いなく、「眠り猫」を凌駕する面白さ。一気読みしてしまい、もっと猫やタケたちとと一緒にいたいと思うこと請け合いである。しかし、「あー、面白かった」で済まされる作品でもない。

あなたの人生にとって一番大切なものは何ですか?
私は夏の間入院していました。
恥ずかしながら入院中、メモ帳にこんな日記を書いています。

私は手術に行く時、人生で一番不安であった。
そのとき、私を助け支えてくれたのは、仕事ではなかった。
名誉や地位や権力でもなかった。
お金でもなかった。
それらとは次元の異なる、神様と家族であった。(7月28日)


金があるわけでも、得があるわけでもない。
たとえどんな理由がなくても、懐かしくて離れられなくて、一番苦しい時にそばにいて(たとえ遠くにいても)一緒に祈ってくれる。
それが夫婦であり、親子であり、兄弟であり、家族である。
そんな本当に大切なものに気づかせてくれる作品。

タケはモーニングサービスのトーストをかじった。塩気のつよい業務用マーガリンの味が舌にひろがった。いいかげんに噛んで、やたらと苦いコーヒーで喉の奥に流しこむ。
パンもマーガリンもコーヒーも、単独ではとても口にできる代物ではないのだが、こうして組み合わせると、なかなかだ。
世の中には、こんな組み合わせがいくつもある。


約5年ぶりに本書を再読して、前回よりはるかに、著者のメッセージが胸に迫って切実に感じられました。やっぱり、いい作品は何度読んでもいい。自分が成長していく、変わっていくのに合わせて、読むたびに新たな発見があります。

本作品でも、猫の“宇宙規模の愛嬌”はたっぷり味わえます。どんなに心がささくれだっていても、彼を見てると思わず頬が緩みます。男は、取り柄がなくていいんです。何も持たなくていいんです。ただただ愛嬌があれば。私と息子も、猫とタケのような親子になってみたいものです。憧れです。


【関連本】
「眠り猫」の世界へようこそ。まずは、こちらから!
人妻官能小説の紹介・感想・レビュー! 性と暴力で人間を描く。「眠り猫」 


眠り猫 (新潮文庫)眠り猫 (新潮文庫)
(2004/01)
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