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「才女を肉奴にする」という幻想について。 「人妻銀行員」(郷田 浪)

人妻銀行員 (フランス書院文庫)人妻銀行員 (フランス書院文庫)
(2009/10/23)
郷田 浪

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おすすめ度:★★★★★

 支店のアイドルである若妻銀行員・松本美里(27歳)が、顧客である60歳過ぎのじいさんに責められる前半は、壮大なプロローグに過ぎない。意外なくらいあっさりと堕ちてしまうが、どうかここで本を閉じないでほしい。本作品の真のヒロインは、美里が尊敬する上司・庄司香織(33歳)なのである。美里の様子が変なことを心配する香織に、魔の手は伸びる。

 才女として颯爽と仕事をこなす香織であるが、その制服の下に隠された身体は、いかにも男好きのする豊満で熟れた肉体なのである。ふくよかな胸、丸くて大きな腰、それでいてしなやかに伸びる脚。男たちが「亭主は毎晩このオッパイを揉んで何と言ってるんだ?」という下卑た文句も吐くのも納得である。女房がこんないい身体じゃ、亭主は心配で仕事が手につかないでしょう。

 そして、香織のもう一つの魅力は、何といっても、鼻っ柱の強い性格にある。暴れるわ、男の顔に唾を吐きかけるわ、反発する気力を最後まで絶やさない。しかし、その強情さのせいで、さらにひどい罰を受けるハメに陥るのである。終盤の止むことのない怒涛の責めは圧巻の一言。

 また、本作品では、夫の登場の仕方も、絶妙のタイミングでうまい。夫が浮気をしてて遊び人だったら、妻が肉奴に調教されていてもしょうがないと思えるが、これがまた妻を愛する、よくデキた優しい夫なのだ。出張中でも、けなげに妻にいたわりの電話をかけてくる。この夫たちの存在が、彼女たちが人妻であることのリアリティを生んでいる。

 とにかく、才色兼備の人妻銀行員が、プライドをズタズタにされ、肉奴になり果てる。「人妻銀行員」というタイトルに俄然高まる期待を、決して裏切らない、期待以上の傑作でした!


【関連作品】
同著者の気になる作品はこちら。
人妻が何らかの事情で体を開かざるを得なくなる。
「人妻」と「償い」の相性は、すこぶるいいのです。

つぐなう―人妻借金肉地獄 (フランス書院文庫)つぐなう―人妻借金肉地獄 (フランス書院文庫)
(2008/12/22)
郷田 浪

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【編集後記】
「女性向けの小説もあったら是非紹介してください」というコメントをいただきました。
有難うございます!
こちらは、妻と一緒に読んだ唯一の官能作品です。

愛妻日記 (講談社文庫)愛妻日記 (講談社文庫)
(2007/04/13)
重松 清

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関連記事:夫婦のセックスもまだまだいけるじゃん!「愛妻日記」(重松 清)
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